アオサギ 城崎温泉

アオサギ

各地の川や湖、田んぼなどで、比較的よく目にする大型の鳥にアオサギがいる。アオサギは、コウノトリ目サギ科アオサギ属に分類されるすらっとした美しい鳥で、体長は1メートル、羽を広げると1.5メートルから1.7メートルほどになる大きな鳥だ。その大きな図体のまま、よく水の中に立ってじっとしているので、見かけたときは思わず、二度見してしまう。

青みがかった灰色と白と黒の模様の特徴的な鳥で、漢字で書くと「くすんだ青」を指す「蒼」の字で「蒼鷺」。優雅なその見た目に反して、意外に攻撃的で凶暴な面を持ち、魚はもちろん、鳥のひなや小動物まで餌にしてしまう。アオサギが子ウサギを丸のみに、なんてシャレにもならないショッキングな写真もある。

それでも、やっぱり水の中に立っている姿は凛として美しいのだ。

写真は、城崎温泉の「一の湯」のそばで見かけたアオサギ。じっと水の中に立って獲物を狙っている。目つきの鋭さは、真剣さの現れか。しばらく見ていると、突然二、三歩足を動かし、頭をかがめ、目にも止まらぬ速さで魚を一匹捕まえた。二、三度くちばしと頭を動かすとぺろりと丸のみ。そしてまた、何事もなかったかのように、獲物を狙う元の体勢に戻ると、そのまま優雅に立つ。

その攻撃の素早さと優雅さの同居。それはまるで、じっと立った姿勢からおもむろに真剣を抜いて、電光石火、敵を倒して刀をさやにもどす侍を髣髴とさせるものだった。

撮影場所

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