長町武家屋敷跡

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金沢市の中心部・香林坊からわき道を5分ほど入った場所にある長町武家屋敷跡は、かつての加賀藩の藩士が住んでいた屋敷があった所。趣ある家屋とそれを囲む土塀が続く町並みが残り、往時の雰囲気を今に伝えている。

長町の名は、前田家の家臣・長氏の屋敷があったことに由来する。金沢市内でも人気の観光スポットながら、今も住居として使われている家屋が多い為、景観が大きく損なわれることなく今に至るまで保たれており、抜群の雰囲気を誇る。一般公開されている武家屋敷跡野村家、高田家、金沢市足軽資料館のほか、散策の途中の休憩にもってこいの和菓子やスイーツを出す店や小物を売る店なども点在している。

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野村家

加賀藩祖・前田利家の直臣、野村伝兵衛信貞の屋敷跡。明治維新後の混乱で建物の一部が壊されたものの、昭和に入ってから北前船の船主・久保彦兵衛の豪邸の一部が移築され、現在に至っている。山水画の描かれた襖や、総檜造りの格天井、ギヤマン入りの障子戸、樹齢400年の山桃や椎の古木が茂る美しく整備された庭や茶室など、格式高い暮らしの一端を垣間見ることができる。

野村家

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大野庄用水

総延長約10.2km。物資の運搬、防火、融雪、灌漑等に用いられた多目的用水。藩政以前よりあったものといわれ、犀川から取水された水は、長町武家屋敷周辺では土塀沿いを流れ、町並みに風情を添えるのに一役買っている。その水は、今でも屋敷内の水やりや庭園の曲水にも利用されており、夏前にはホタルも見られる。

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薦掛け

12月から3月まで施される薦掛け(こもがけ)。土塀を雪や氷から守るためのもので、土に浸みた水分が凍結することにより起きる損傷や、土のはがれを防ぐ。金沢の冬の風物詩。

長町武家屋敷跡へのアクセス

長町武家屋敷跡へは、金沢駅から市の中心・香林坊方面行きのバスに乗り約6分。バス停を降りたら、香林坊から見て西側方面へ徒歩で5分ほど。金沢ふらっとバス長町ルートの2番。車で行く場合は、北陸自動車道金沢西ICから約15分。周辺にコインパーキングが点在するが、周辺道路は一方通行が多いので注意。

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