「ビエンコ」ってナンダ!? ガラスの鼻煙壺 ―清朝の嗅ぎたばこ入れ―

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「ビエンコ」という言葉を聞いたことはあるだろうか?漢字で書くと「鼻煙壷」。嗅ぎ煙草を入れておくための容器だ。17世紀~20世紀頃、清朝下の中国では、人々の間で鼻から粉末状のたばこを吸い込む「嗅ぎたばこ」が流行し、その容器である「鼻煙壺」が数多く製作された。

その形や色や大きさは様々だが、大きいものでも高さ10cmに満たない場合が多く、たいていのものは高さ数cm程度。石、陶器、金属、象牙、木、ガラスなど様々な素材で作られており、中に嗅ぎ煙草をすくうための匙がついていた。表面に絵や彫刻などで装飾を施されたものも多く、美術品として観賞の対象にもなった、それが「ビエンコ」だ。

そんな「ビエンコ」の展覧会が町田市立博物館で2014年12月23日(火・祝日)まで開催中だ。ガラス製の鼻煙壺、約220点を一挙紹介。内画や被せガラスといった高度な技法が施された、ヴァリエーション豊かな小さな工芸品の世界を除きに出かけてみてはいかがだろう。

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写真提供:町田市立博物館

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