竿燈まつり

江戸時代から続く光の祭り

無数の提灯が夜空をバックにゆらゆらと揺れる。それは力強くも幻想的な美しさ漂う祭り。北国の短い夏の夜が興奮に包まれる。

秋田の夏の風物詩、竿燈まつりは、夏の病気や邪気を払う「ねぶり流し」と呼ばれる行事として宝歴年間(1751~1763)に始まったともいわれる祭り。五穀豊穣、厄除け等を祈願しながら、無数の提灯をしつらえた高さ数メートルにもなる竿燈が夜空に揺れ、北国の夏の夜を明るく彩る。

竿灯の重さは数十キログラムにもなり、初心者には倒れないように持つだけでも精一杯の代物だが、熟練者になると額や腰、肩などに乗せながら、絶妙なバランスでポーズを決める。最上級者になると高下駄を履きながら竿灯を肩に乗せ、扇を両手にポーズを決めたりも。

国の重要無形民俗文化財であり「東北三大まつり」の一つにも数えられる秋田竿燈まつり。期間中には、130万人もの人々が集い、夏の夜空に揺れる竿灯の美しさと、「差し手」の妙技に酔いしれる。

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