天祖神社

天祖神社

駒込の総社

本郷通りからJR田端駅方面にまっすぐ伸びる都道458号沿いにある駒込病院は、化学、医学、生物学分野等で液体を移動する際に用いられる器具「駒込ピペット」の名前の由来となった病院。感染症やがん治療を得意とする都立病院だ。その駒込病院と文京区立第九中学校のほぼ真ん中に位置するのが、天祖神社。江戸時代には駒込神明宮と呼ばれ、かつての駒込村(現在の本駒込)地域一帯の総鎮守として、地元の人々に崇敬されてきた神社だ。

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天祖神社の創建は、伝承によると1189年(文治5年)。源頼朝が、奥州・藤原泰衡追討の際、この地に立ち寄り、夢のお告げで松の枝に伊勢神宮のお札(大麻)がかかっているのを見つけた。頼朝はこれを吉兆と喜び、この地に神明を祀ったという。お札がかかっていた木は、神木として崇められた。この木は記録によると幹回りが4尺もある大木であったという。その後、いつしか神社を守る人もなく、神木の根元に小さな祠が残るのみとなったが、1650年頃、堀丹後守利直によって再興された。神木は享保年間(1716-36)に枯れたという。再興以後は、明治に入るまで駒込神明宮として地域の信仰を集め、明治に入ってから天祖神社と改称、今に至っている。

天祖神社
天祖神社

境内はそれほど大きくはないが、参道から本殿右脇と、左方向に道が抜けており、自転車や徒歩で時折人が通り過ぎていく。人によっては、本殿方向にちょこんとおじぎをしながら。人々の生活に密着した、地域の守り神といった温かい雰囲気が伝わってくる。

天祖神社

境内の建物は、空襲により焼失したが、1954年(昭和29年)、地域の氏子達の協力により再建された。

天祖神社

天祖神社のご祭神は、天照大御神。天照大御神を祀る神社として最も有名なのは神宮(伊勢神宮)だが、そのほかの全国各地におよそ5000社あるともいわれる天照大御神を祀る神社の多くは、神明社、神明神社、神明宮、天祖神社と呼ばれる。ここ駒込の天祖神社のそばにも小石川大神宮や大塚天祖神社がある。

天祖神社
天祖神社
天祖神社

12月ともなると境内は、黄金の絨毯を敷き詰めたかのように、黄金色をした銀杏の葉で埋め尽くされる。

天祖神社

風が吹く度に、ひらひらと銀杏の葉が舞い散る姿は美しい。

天祖神社天祖神社
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Memo

例年9月の中旬に例大祭が行われ、氏子13町会の連合神輿が本郷通りに並び、宮入を行う。また、4年に一度神幸祭が行われ、氏子13町会の全ての地域を受け渡されながら、平成12年に修復された台座三尺八寸の「千貫神輿」とも言われる大神輿の渡御が行われる。

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