青春18きっぷ

青春18きっぷで行く列車の旅

青春18きっぷ

「急ぐ旅」から「感じる旅」へ

目的地に「できるだけ」早く着いて、現地でゆっくり観光し美味しいものを食べる、勿論そんな旅もいい。しかし、乗り換え駅で買ったお弁当を食べながら、車窓の外を流れ行く景色を肴に一杯やりつつのんびりと目的地へ向かう。時には気の向くままに途中下車し、その土地の名物をつまんでみる。そんな風にして到着までの過程をもゆっくりと楽しむ、そんな旅も又いいものだ。早くつける場所へ敢えて時間をかけて旅をする。時間に追われる我々現代人にとっては、それはむしろ贅沢かもしれない。スピード競争の中でいつのまにか隅に追いやられてしまった感のある「目的地までの行程」そのものをも楽しむという旅の本来の醍醐味。そもそも目的地さえもなくてもいい。移動そのものが目的でもいい。旅に何も制約はないのだから。JWMが提案する、青春18きっぷを使った旅「スロートラベルのススメ。」

青春18きっぷで旅に出る

  

意外と知られていないことだが、春夏冬にJRが発売する「青春18きっぷ」はその名前に反して、使用するにあたっての年齢制限はない。18歳だろうが78歳だろうが使用可なのである。また使用方法についても、一人で5日間乗車するというやり方もあれば、数人で一枚のチケットを使用するというやり方もある。そう、例えば5人で日帰り旅行、などということも可能なのだ。通常時の発売額は一枚11850円。5日間で割れば、一日あたり2370円。つまり片道1190円以上の場所に赴くのであればお得ということだ。例えば首都圏なら、新宿駅から大月や小田原、深谷、土浦あたり以遠、大阪からなら加古川や和歌山以遠まで往復すれば元は取れてしまうというわけだ。

青春18きっぷを利用する際にはジョルダン青春18きっぷ検索が便利。ジョルダン青春18きっぷ検索

青春18きっぷで旅に出よう 土讃線

    

青春18きっぷの使い方

青春18きっぷ

青春18きっぷ。消費税率8%に伴う値上げ以前のもの。

使用日当日、一日毎もしくは人数分改札にて日付入り判を押してもらう。ムーンライトながら、ムーンライトえちご等夜行列車を利用する場合は日付が変わるまでの乗車券を購入、判は車内か下車する駅で押してもらう。(上記列車は別途指定券が必要。)青春18きっぷは各シーズン内のみ有効。

青春18きっぷで利用可能な列車

JR全線の普通、快速(新快速、通快、特快等) 。およびJR西日本宮島フェリー(宮島口から宮島)。

特急(新幹線含む)・急行、グリーン車、寝台車は普通乗車券が別に必要。ただし、普通、快速列車のグリーン車自由席は自由席グリーン券のみ購入すれば乗車可。「セントラルライナー」および「ホームライナー」に乗車する場合は別に乗車整理券、ライナー券を購入すれば乗車することが可能だ。

  

特例で特急の普通車自由席に乗れる区間:津軽海峡線の蟹田から木古内間。石勝線の新夕張~新得間。宮崎~宮崎空港間

2010年冬期より、青い森鉄道線の青森~八戸間、青森~野辺地間及び八戸~野辺地間は、普通・快速列車に乗車して通過利用する場合に限り、別途乗車券は不要となった。2010年12月、新幹線が新青森まで延伸したことによる、大湊線の飛び地路線化(他のJRの路線とは全く接続をしない)、と八戸線がJR在来線との接続がなくなり、新幹線のみの接続線となったことによる。該当する区間の青い森鉄道線では青森駅、野辺地駅、八戸駅に限り途中下車することが可能。(八戸・野辺地・青森以外の駅で乗車・下車する場合は「青春18きっぷ」は無効となり、乗車した全区間の青い森鉄道の乗車券が必要となるので注意。)

詳しくは駅の窓口、または車掌へ。

青春18きっぷの発売期間・利用期間

: 発売期間:2月20日-3月31日 利用期間:3月1日-4月10日

: 発売期間:7月1日-8月31日 利用期間:7月20日-9月10日

: 発売期間:12月1日-12月31日 利用期間:12月10日-1月10日

羽越本線

おすすめの青春18きっぷの使い方

旅の始めから青春18きっぷを使い、大都市から地方都市へと列車を乗り継いで移動するのも悪くは無いが、それなりの労力と時間が要る。特に、混雑する時期には、行動ルートが帰省客や行楽客と重なることも多く、列車も混みがちだ。おすすめは地方までは何かしら別の移動手段を使い、ある程度都市部から離れてから18きっぷで移動するというやり方。これならば、空いている車内でボックスシートを独り占めしながら、お弁当を食べたり、車窓の外を流れ行く景色をぼんやり眺めたり、とスロートラベルの醍醐味を満喫することが出来る。気に入った風景や気になる場所があれば近くの駅でふらりと降りてみるのも楽しい。

金沢駅
夕暮れの下灘駅
山陽本線
大畠駅
駅待合室
跨線橋から
車窓から 冬の新潟の風景
貨物列車が通り過ぎる
419系
鉄道の旅の楽しみの一つ 駅弁
夕暮れのホーム
車窓から夕方の空を眺める
人は結局生まれながらにして孤独なのかもしれない。そして旅とはそれを再確認する作業でもあるのだろう。孤独だからこそ人を大切にし、孤独だからこそ優しさをより深く感じることが出来る。憂いても止まっても花はそこにある。
切なさは今日も消えない。哀しみは今日も止まない。旅を終えれば日常はまた、そしらぬ顔で戻ってくるだろう。それでも、人は生きていく。歯を食いしばって。笑って。泣いて。時に歌を口ずさみながら。人は動いてゆく。物事はきっと、少しずつの積み重ね。劇的に変わらなくても、何かが少し変わるだろう。青春18きっぷ
ホームに日の光が差し込む
水上駅
人は一人では生きてはいけない。その当たり前の事を知った時に、人は本当の何かを知る。
雪の五能線

東北本線の車窓から眺める冬の風景

「人は環境の生き物である」と言ったのはどこの作家だったろう。生まれ育った環境によって、その人の人格なり行動規範なり気質なりが作られるということだ。さらにその時その瞬間の環境によっても、その人の性質や思考や嗜好は変わる。楽しい人間になったり、怒りっぽくなったり、静かになったり優しくなったり。塩辛いものが欲しくなったり、爽やかなものを欲したり。ポジティブになったり、投げやりになったり。その日その時の天気や温度や風や波や自然や共にいる人間や周囲の状況によって、少しずつもしくは大きく変わってゆく。環境によって、人の心も簡単に変わってしまう。仮に根源は変わらないとしても、表面的なものは著しく環境に左右される。それはある意味、人が生物である限りごく当然の事なのであろう。それを気と呼ぶのか波長と呼ぶのかは知らないが、色々なものから発せられる何かに少なからず影響を受けるからなのだろうか。

      

人はだから旅に出る。日常の中で凝り固まってしまった何かをほぐすために。

ムーンライトえちご
夜の加茂駅ホーム
駅弁
笹寿司
東北本線の車窓から
東滑川駅
駅弁 利家御膳

駅弁 利家御膳

日本酒ワンカップを片手に
雪のアルプスを眺めながら
車窓の外を流れる冬の風景
車窓から見る雪を抱く北アルプスの山並み
雪のプラットホーム
東北本線
栄川のワンカップを飲みながら
青春18きっぷ

誰もいない駅に一人降り立ったり。頬杖つきながら景色をぼんやり眺めたり。賑やかな中高生の集団が降りていった後のがらんとした車内でささやかな孤独を弄んだり。青い海原。どこまでも続く雪原。家々が立ち並び、犬があくびをする。規則的に鳴り響くがたんがたんという音を体に感じながら、身体は西へ東へ北へ南へ。色々な思いを胸に。列車は走り行く。切なさと虹色の記憶を載せて。

JR東日本 田沢湖線
青春18きっぷ
青春18きっぷ
越後早川駅
青春18きっぷ
青春18きっぷ
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