日本各地のご当地富士

開門岳開門岳(薩摩富士)

日本各地の富士山

日本には各地に「~富士」と名づけられた山が数多くある。蝦夷富士、出羽富士、讃岐富士、筑紫富士・・・などなど。美しい裾野を持った富士山と同じような成層火山である山から、富士山とは似ても似つかぬ山までその山容は実に様々。しかし、地元の人々のそれぞれの山に対する親しみと愛情がそこには込められている。日本一の山「富士山」の美しさと勇壮さへの憧憬が、「~富士」という名前となって表れているのだ。各地の郷土富士をご紹介しよう。

蝦夷富士(羊蹄山)

羊蹄山

羊蹄山

羊蹄山は北海道後志支庁虻田郡ニセコ町、倶知安町、喜茂別町、真狩村、京極町に跨る標高1,898mの成層火山。後方羊蹄山(しりべしやま)。雪を頂いた美しい姿が富士山を想起させることから「蝦夷富士」。

知床富士(羅臼岳)

羅臼岳

世界遺産「知床半島」にある羅臼岳は標高1,660mの山。北海道目梨郡羅臼町、斜里郡斜里町に跨る火山群の主峰だ。アイヌ語でチャチャヌプリとも呼ばれる。

渡島富士(駒ヶ岳)


駒ヶ岳と呼ばれる山は、木曽駒ヶ岳、甲斐駒ヶ岳、会津駒ヶ岳などをはじめとして日本に数多くあるが、こちらは北海道駒ヶ岳。別名蝦夷駒ヶ岳(えぞこまがたけ)、渡島駒ヶ岳(おしまこまがたけ)と呼ばれる山だ。渡島半島の内側(噴火湾側)に聳える標高1131mの活火山。

津軽富士(岩木山)

岩木山
岩木山

広い津軽平野の真ん中に聳える岩木山は標高1625mの独立峰。全国ふるさと富士人気投票で堂々の第1位に輝く山だ。山岳信仰の山で、山全体がご神体。頂上には岩木山神社の奥宮がある。季節や時間に寄って様々な美しい表情を見せる、津軽の人々の心の故郷の山である。

南部富士・南部片富士(岩手山)

岩手山
岩手山
岩手山

標高2038m、岩手県の八幡平市、滝沢村、雫石町に跨って聳える岩手山は、古来から信仰の山として、人々の崇敬を受けてきた。独立峰ではないため、見る角度により山容が変わるが、特に東側から見たときの長い裾野をもった美しい山容が富士山に例えられきた。

出羽富士(鳥海山)

鳥海山

山形県と秋田県に跨がる標高2,236mの活火山。秋田県側では「秋田富士」とも呼ばれる。古くは船乗りの目印にもなったという、海岸のすぐそば(山頂が海岸から僅か16キロ)にある美麗な山だ。

吾妻富士(吾妻小富士)

吾妻小富士
吾妻小富士

吾妻小富士は標高1707m。吾妻連峰の中にある山だ。山頂部が火口になってくぼんでおり、遠くから見ると小さな富士の様に見える事から小富士の名がつく。特に雪の降り積もる頃の山頂部は富士山の山頂部の様になる。

会津富士(磐梯山)

磐梯山
磐梯山
磐梯山

朝寝朝酒朝湯が大好きな小原庄助のお囃子が耳に残る民謡「会津磐梯山」でも御馴染みの磐梯山は福島県猪苗代町、磐梯町、北塩原村にまたがって聳える1819mの成層火山。噴火する前は標高2000メートル以上の現在よりもさらに富士山に似ていた山容であったと推測されているが、806年と1888年の二度の大噴火で今の様な山容になった。

榛名富士(榛名山)

榛名山
榛名山
榛名山

標高1449m。群馬県にある上毛三山の一つ。古来から山岳信仰の対象となった山で、榛名山のカルデラ湖である榛名湖を挟んだ南西側に、榛名神社が祀られている。

下野富士・日光富士(男体山)

男体山

標高2,486mの男体山(なんたいさん)は日光中禅寺湖の北岸にある山。782(天応2)年に僧勝道上人によって初登頂されたという記録が残る。古くからの山岳信仰の対象となってきた山だ。山頂に日光二荒山神社の奥宮がある。

越後富士(妙高山)

妙高山

新潟県南西部に聳える妙高山は標高2454mの成層火山。大噴火による山体崩壊とそれによって形成された外輪山という成層火山に特徴的な山容を持ち、大きく広がる裾野、均整とれた様子から越後富士として地元の人々に親しまれてきた。雪が多いことで有名で、7月になっても雪渓を見る事が出来る。上信越自動車道下り線を走っていると突如目に飛び込んでくる雄々しい姿が印象的。

信濃富士(黒姫山)

黒姫山

標高2053m。黒姫山は長野県信濃町にある成層火山だ。戸隠山、飯綱山、斑尾山、妙高山と共に北信五岳(ほくしんごがく)に数えられる独立峰で長野盆地からよく見えるが、特に野尻湖越しに見る姿は趣きがある。

近江富士(三上山)

近江富士
近江富士

標高は僅か432mの三上山だが、平野部にあるためによく目立ち、琵琶湖の湖西からもその姿はよく見える。古事記にもその名が現れる由緒ある山でもあるのだ。

伯耆富士(ほうきふじ)・出雲富士(大山)

大山
大山

西側から見た山容が富士山に似ている事から、伯耆富士(ほうきふじ)や出雲富士と呼ばれる大山は標高1,729mの火山で中国地方最高峰を誇る。富士山、御嶽山、立山と並び日本四名山に称される名峰だ。

讃岐富士(飯野山)

讃岐富士(飯野山)

讃岐富士(飯野山)

讃岐平野の中で一際目を引く山が飯野山だ。標高421m。香川県の丸亀市と坂出市の境に位置する。西行の「讃岐にはこれをば富士といいの山朝げ煙たたぬ日はなし」という歌がある。

大洲富士(冨士山(とみすやま))

大洲富士(冨士山(とみすやま))

伊予の小京都と言われる美しい町並みが残る大洲の町を見守るように立つ冨士山(とみすやま)は標高320mほどの山。読み方と漢字は異なるがその字面からも判るとおり、均整とれた形が富士山に似ていることから名づけられた。

筑紫富士(桜島・御岳)

桜島
桜島

1914年の噴火により大隈半島と地続きになった桜島は標高1,117mの御岳により形成されている。現在でも小規模な噴火を年間数十回以上繰り返すAランクの活火山だ。

薩摩富士(開聞岳)

開門岳

開聞岳は薩摩半島の南端に位置する標高924mの火山。美しい円錐形をしていて、薩摩富士として親しまれている。

各地の富士・郷土富士

音威富士増毛富士音威富士音威富士

左より音威富士(写真提供:音威子府村振興課)・増毛富士(写真提供:増毛町企画振興課)・富士形山(写真提供:新十津川町総務課広報広聴係)・利尻富士(写真提供:利尻富士町総務課)

北見富士

北見富士

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