高千穂峡

高千穂峡

静かなる峡谷「五箇瀬川峡谷(高千穂峡谷)」

それは荒々しくも優しく、たおやかに美しいという、何とも魅力的で印象深い光景だ。男性的なごつごつとしたむき出しの岩肌と水面からそそり立つ柱状の岩体。深緑色の水は憂いを湛え、草木は自らの存在を主張しながら命を漂わせる。

そこに一陣の風が吹き抜ける。柔らかく、そっと背筋をなぞるかのように、優しく風が吹きぬける。緑は揺れる、岩は濡れる。浅き夢見て、地に触れる。一筋の滝は、まるで異空間からの幻想的なスポットライトのように水面を照らし出す。それは絹糸の様な純白の清冽と高貴を伴って、さらさらと降り注ぎ、世界は品と雅を添えられた一枚の絶景となる。

高千穂峡

宮崎県西臼杵郡高千穂町。あたり一体がすっぽりと清らかな気に包まれたような場所に、高千穂峡はある。

「渓谷」「峡谷」という文字は一般的に荒々しさを想起させるが、実際には、そのイメージ通りに荒々しく水が流れ力強い景観を持つものと、意外にもゆるやかでゆったりとした流れを湛えた優しいものとがある。ここ高千穂峡はどちらかというと後者の静かで平和な峡谷だ。露出した岩肌などは、この峡谷が出来上がった力の物凄さの片鱗を窺い知るに十分なほどに荒々しいのだが、水はあくまでゆるりと流れ、周囲に漂う気もまた穏やかなもの。特に春から初夏にかけての晴れた日には、生い茂る木々の合間から、木漏れ日が降り注ぎ、平和で美しい景観を作り出している。

高千穂峡は、数万年前の阿蘇山噴火の際、五ヶ瀬川に沿って流れた溶岩流が急激に冷えて固まり、さらに長い年月をかけて川の流れがそれを侵食したことによって出来上がった。平時、水の流れはあくまで穏やかだが、荒々しく削られた両岸に深い緑色を湛えた水が、神々が舞い降りる地とも呼ばれるこの高千穂にあって、とても厳かで神秘的な雰囲気も漂わせている。

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高千穂峡
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溶岩流が急激に冷やされる事でできた柱状節理。高さ80mから100mにも達するような断崖が五ヶ瀬川沿い7キロメートルにわたって続いており、その総称が「高千穂峡」。「五箇瀬川峡谷(高千穂峡谷)」として昭和9年(1934年)11月20日に名勝、天然記念物に指定されている。

高千穂峡
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高千穂峡
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「日本の滝百選」にも選ばれている「真名井の滝」。高さ17メートル、峡谷の崖上にある自然公園の中の「おのころ池」から流れ出た水が滝となって峡谷へ流れ込む。晶々と水しぶきをあげながら、清水が降り注ぐ様は清々しく心地よい。ボートで滝のそばまで行く事が可能。滝とその周辺は例年夏季(7月中旬~9月上旬/19:00~22:00)にライトアップされる。暗闇の中、照明で浮かび上がる滝と峡谷はまさに幻想的な美しさだ。

高千穂峡
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