栗林公園

栗林公園

香川高松の名勝

国の特別名勝であり、「わざわざ訪れる価値のある場所」としてミシュランの3つ星にも選定されている名勝が香川県高松市にある栗林公園だ。公園といってもいわゆる市街地の遊具のあるそれではなく、その起源は江戸時代以前にまで遡る歴とした日本庭園。高松市の中心部から程近いエリアに位置し、南と北に分かれた園内に6つの池と13の築山、15の橋などが配された面積約75万平方メートル(国の特別名勝に指定されている公園の中で最大)に及ぶ敷地を持つ雅な庭園だ。

南庭は回遊式庭園、北庭は鴨場として使われていたのを明治末期から大正にかけて整備改築、近代的な庭園として生まれ変わったもの。一歩一景と呼ばれる変化に富んだ多彩な美しさを見せる園内には季節ごとに様々な花が咲き、巧みに配された石や木、橋などが江戸時代の優雅な面影を今に伝えている。

園内に植えられた桜が満開になる春と、園内の木々と借景紫雲山の鮮やかな紅葉が相俟ってまさに錦秋の美しさを見せる秋が人気で多くの人が訪れるが、それ以外の季節、緑溢れる夏は勿論のこと、静謐で枯れた美しさを見せる冬もおすすめだ。特に寒い朝の早い時間に訪れると、霜の降りた芝生や鏡面のように滑らかで静かな池の水に、上り始めた太陽の光が徐々にあたっていく様を目にする事が出来る。朝霧の立ち上る水面、たおやかな曲線をした松の木のシルエット、佇む水鳥。それはまさに溜息の出るような美しさ。凛とした冷気を伴いながら心の中にまで入り込み、全身を透明にしてくれるかのような実に印象的な光景だ。

栗林公園の歴史

栗林公園は、豪族佐藤氏によって天正年間(1572年~1593年)に小普陀付近に築造されたのがその始まりといわれる。その後、讃岐領主生駒高俊により紫雲山を借景に南湖一帯が造園されたのが寛永年間(1625年頃)。さらに1642年(寛永19年)に高松に入封してきた松平頼重(水戸光圀の兄)によってそれは引き継がれ、以後100年に渡り歴代藩主の手が加えられて、1745年(延享2年)、5代藩主頼恭の世に完成をみた。ちなみに、名前の由来となっている栗林はすでになく、園内には松を中心とした林が点在する。かつて北門付近に生えていたという栗の木は、鴨の猟の邪魔になるとして切られてしまったという。

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Memo

隔月で発刊されている米国の庭園専門誌「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング(The Journal of Japanese Gardening)」の「2011年日本庭園ランキング」で、足立美術館(島根県)、桂離宮(京都府)に続く3位に選定されている。

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