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しんごろう

しんごろう

音だけ聞いたら誰かの名前かと思ってしまうのが「しんごろう」。それもその筈、しんごろうという名は、この料理を考え出した「新五郎」という人物に由来している。半殺し(はんづき)にしたうるち米を竹串に刺して、「じゅうねん味噌」と呼ばれる、味噌にエゴマ(じゅうねん)、酒、砂糖を混ぜ合わせてアタリ鉢であたったものを塗り、火で炙って作る。味噌の芳ばしい香りが何ともいえない。貧しくて「もち米」を買えなかった新五郎がうるち米を潰して串に指し味噌をつけて火で炙ったのがその最初という。

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