武家屋敷通り

武家屋敷通り

五島藩の名残道

石と石の隙間から
小さな花がそっと顔を出していた
そのピンク色の可憐な花は
降り始めた雨を喜ぶように
斜めに健気に咲いていた
花びらについた小さな小さな雨粒が
道を逆さに映し出す
きらりと刹那輝いて
そして雨粒はぽとりと下に落ちた
天気予報は雨また雨
明日になれば晴れるだろうか

初めて福江島を訪れる人が何も情報を持たずにこの通りに迷い込んだら、きっと驚くに違いない。真っ直ぐ伸びる通りの両側に頑丈な石垣が数百メートルに渡って連なっているからだ。

かつての福江島、五島は一万二千石の小規模ながら、中央集権体制にのっとった藩政をしいたれっきとした藩であった。二十二代藩主・五島盛利は1634年に各地に散らばっていた豪族や五島藩士を福江に移らせ屋敷を建てさせたという。その名残が武家屋敷どおりである。保存状態がとてもよく、約400メートルに渡って、独特の形状をした石垣が連なっている。「こぼれ石」と呼ばれる石垣塀だ。大きな溶岩の塊を石垣上に積み上げ上部に小さな石を積み上げてある。その断面図は釣鐘のようで興味深い。ところどころにある門もいわゆる「矢を食い止める」薬医門(矢食い門)とよばれる堂々たる作りで、風格さえ漂う。

福江島

武家屋敷通りまでは港から歩いても10分ほど。道の中ほどにある福江武家屋敷通りふるさと館は、五島藩の武家屋敷跡にある体験施設で、バラモン凧の絵付け、草木染などの実演見学、体験ができるほか、軽食をとったりお茶をすることも出来るので、お勧めだ。

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