けんちん汁

けんちん汁

建長寺汁

その昔、南宋から渡来してきた高僧で、建長寺の開山、蘭渓道隆(らんけいどうりゅう)が、弟子が落としてしまったグチャグチャになった豆腐を無駄にせずに、野菜と煮込んで作った汁物がその始まりというけんちん汁。建長寺で作られた汁「建長寺汁」が変化して「けんちん汁」となったという(諸説あり)。大根、人参、ゴボウ、里芋、蒟蒻(コンニャク)、そして豆腐を胡麻油で炒め、出汁を加えて煮込み、醤油で味付けをする。元々精進料理なので肉は入らず、出汁も鰹節や煮干ではなく、昆布と椎茸から取ったものを使うのが理想だが、今や家庭料理として肉入りも含め様々なバリエーションがある。ちなみに、山口県には大根と豆腐を使った煮物「けんちょう」があり、汁が多めのものをけんちょう汁と呼ぶ。

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