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鶴丸城

鶴丸城

島津77万石の城

1602年(慶長7年)、島津家第18代・家久によって築城されたのが、鶴が翼を広げるような形状ゆえ、鶴丸城と呼ばれた(今も地元の人々には一般に鶴丸城と呼ばれる)鹿児島城だ。鶴丸城は、天守閣を持たない造りの城で、これは幕府に配慮し、恭順の意を示す為だったともいわれるが、守りではなく攻めを中心とした島津の思想ゆえともいわれる。「外城制度」を作り上げ、「人をもって城と成す」といわれた島津ならではの城といえるだろう。

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外城制度とは

元来、薩摩は総人口に対する武士の比率が大変高い土地で、藩は、領内を区分けし武士を分散させて居住させ、軍事的な拠点を複数作ると共に、農民や漁民を効率的に支配していた。この仕組みが、藩主の居城(内城)に対して外城(とじょう)と呼ばれるものだ。外城内に住む領民は有事の際、領主や地頭の指揮下で戦さに参加することになっていた。それぞれの外城の領民がそれぞれの外城を守り、それぞれの外城が内城を守る役割を担っていたというわけだ。このような外城の数は最盛期には92ヶ所にも及んだという。鶴丸城は、それらの外城を束ねる存在であり、加賀百万石につぐ規模といわれた島津77万石の、政治、行政などにおける中心であったのだ。

鹿児島城
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Memo

現在、本丸跡には、鹿児島県歴史資料センター黎明館があり、鹿児島県の歴史、民俗や考古、美術・工芸等の展示を行っている。また周辺には、西郷銅像、鹿児島県立博物館、鹿児島県立図書館、鹿児島市立美術館、かごしま近代文学館・かごしまメルヘン館などがある。

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