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話題の「深海生物」に特化した新展示エリア「未知なる海底谷 深海リウム」7月25日(土)誕生

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未知なる海底谷 深海リウム

「海」「島」「生きもの」の魅力を楽しめる日本最大級の水族館『横浜・八景島シーパラダイス』に、話題の「深海生物」に特化した新展示エリア「未知なる海底谷 深海リウム」が、2015年7月25日(土)に誕生する。

「未知なる海底谷 深海リウム」は、「アクアミュージアム」5階に新設される展示エリア。東京湾内の水深500メートル以深に存在する海峡、東京海底谷(とうきょうかいていこく)に生息する深海生物を中心に展示し、生態や姿かたちの変わった深海生物を通して、未知なる世界の空間を演出する。

知られざる都市型の深海「東京海底谷」そこは、未知なる深海への入り口

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深海。そこは、太陽の光が届かない暗黒の世界。「未知なる海底谷 深海リウム」は、地球上で70%を占める海の中で、200メートルよりも深い海域=深海に棲む生きものたちが主役だ。シーパラダイスでは、水族館『アクアミュージアム』にある既存の深海生物の展示を一新、都市型の深海「東京海底谷」に生息する深海生物を中心とした生態や姿かたちの変わった約40種250点の深海生物を集め、アクアミュージアム5階「未知なる海底谷 深海リウム」で展示する。

さらに5階では、海の映像館「アクアシアター」でオリジナル・アドベンチャー・ショートムービー「THE深海 〜発見!驚異の深海生物〜」を上映。新設された展示エリア「未知なる海底谷 深海リウム」と映像エリアとをあわせて、深海について楽しみながら知識を得ることができる、まさに「深海に特化した」水族館だ。

「未知なる海底谷 深海リウム」
期  間 : 2015年7月25日(土)誕生(常設展示)
場  所 : アクアミュージアム5階
展示生物 : 約40種250点

<主な展示生物>
オオグソクムシ、ヌタウナギ、スソウミヘビ、ヤマトトックリウミグモ、ヒゲウミシダ、ボウズウ二、コツノキンセンモドキ、コツノガニ、サガミモガニ、テヅルモヅル、アズマハナダイ、ベニテグリ、他

世界的にも希少な「ミツクリザメ」が深海の世界を案内

『横浜・八景島シーパラダイス』がある八景島の立地は、東京湾と相模湾に挟まれた三浦半島にあり、東京湾の海底谷や相模湾の超深海域という二つのエリアに挟まれていることで、深海生物とも密接な関係を持っている。

水温が下がる冬の時期には、この峡谷から未知なる深海生物が浅瀬に現れる。それが「ミツクリザメ」だ。「ミツクリザメ」は、世界では捕獲事例があまりなく、とても希少な種類のサメ。その希少種の「ミツクリザメ」が東京湾や相模湾で捕獲されることがあるのである。

「横浜・八景島シーパラダイス」では、2009年より、この未知なる深海ザメの飼育展示挑戦と生態研究を実施。これまでに知り得たことと合わせ、深海と深海生物の魅力を来場者に楽しんでもらうために、ミツクリザメが生息する未知なる深海=東京海底谷を中心に深海域の生物たち約40種250点を集めた。

1.都市型の深海「東京海底谷」の深海生物たち

様々な国からやってくる貨物船や巨大なタンカーが、所狭しと行き交う海の玄関=東京湾には、水深500メートル以深、長さにして40キロメートルにも及ぶ巨大な秘境が存在。それが、「東京海底谷」(とうきょうかいていこく)と呼ばれるエリアだ。

私たちの生活から身近な大都会の海は、実は希少深海生物の宝庫だった。

一般的には栄養が少なく貧しいはずの深海。けれども東京海底谷へは、荒川や多摩川などの河川から運ばれる豊富な栄養分が流れ込む。その特異な環境が、世界的に類を見ない豊かな生物相をつくりあげているのだ。まさにこの環境が「都市型の深海」であり、シーパラダイスではそこをフューチャー、深海への入り口であり、深海から生物たちが浮上してくる魚道でもある東京海底谷。そこは、多くの珍しい深海生物に満ちている場所なのだ。

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東京海底谷

☆海底に潜む掃除屋

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生物たちの死骸が海底に落ちると、それに群がる深海生物が死肉を目掛けどこからともなく現れる。「海底に潜む掃除屋」では、オオグソクムシやヌタウナギ、スソウミヘビなどを展示している。

☆神秘的なヒトデの仲間

深海には、神秘的な生きものも存在。植物のようにも見えるテヅルモヅルは、ヒトデに近い種類で、よく見ると体中をウネウネと動かし、ゆっくり移動する。

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☆小型甲殻類の宝庫

イガグリガニ

深海には、奇抜な形をしたカニやエビが多く生息している。「小型甲殻類の宝庫」では、水深〜500メートルに生息する「イガグリガニ」や「コツノガニ」などの深海の生きものたちを楽しめる。

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2.「相模湾の深海」と深海生物たち

相模湾は大陸棚が狭く、急に1,000メートル以上の深海へと落ち込む地形が広がっているのが特徴。シーパラダイスにとって身近な海、相模湾の深海生物たちを紹介している。

☆深海の美しい魚たち

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シキシマハナダイ

シキシマハナダイ、アカイサキ、アズマハナダイ、べニテリといった深海生物は、色鮮やかな赤いグラデーションを身にまとっている。「深海の美しい魚たち」では、暗黒の世界であるはずの深海で、美しい色彩をした魚たちが乱舞する理由が解き明かされ、深海生物たちが魅せる色彩美を楽しめる。

☆大きな口の深海魚

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マトウダイ

名前の由来は2つあり、体の中心にある黒い点が的に見えること、顔が馬に似ていることから、馬頭鯛(マトウダイ)と名付けられた。この大きな口は、餌を丸呑みするのに好都合とか。

☆深海の巨大な生物たち

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タカアシガニ

相模湾を代表する深海生物の一つが、タカアシガニ。水深800メートルほどの深海に生息するタカアシガニは、両ハサミ脚を広げると3メートルにもなる大型甲殻類。その他にも、オオクチイシナギやアブラボウズなどの、大きな口を特徴とする魚を見ることができる。(3階タカアシガニ水槽)

3.「世界の深海生物たち」

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世界の海には、日本には生息しない珍種が多く発見されている海域が存在する。「世界の深海生物たち」では、世界最大のダンゴムシで、深海の過酷な環境下でも生きることが可能なダイオウグソクムシ、生きる化石とも称されるオウムガイ、寒天のような皮膚をもつザラビクニンなど、個性的な世界各地の深海生物を展示している。

☆ミツクリザメプロジェクト発足!!
未知の深海生物「ミツクリザメ」の捕獲、長期飼育展示に取り組んできた飼育エピソードを公開。さらに冬の時期になって、「ミツクリザメ」飼育の可能性があれば、飼育にも挑戦。乞うご期待。

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英名:Goblin shark
学名:Mitsukurina owstoni
科名:ミツクリザメ科
分布:東京湾、相模湾、駿河湾などをはじめ、世界各地で散発的に報告されている。
全長:6m
生息水深帯:~1300m

*動物学者の箕作佳吉(みつくりかきち)氏と発見者のアラン・オーストン氏の名前から「ミツクリザメ(学名:Mitsukurina owstoni)」と命名された。また、英名:ゴブリンシャークは、捕食する時の姿が悪魔・鬼(ゴブリンを意味する)を連想させることから名付けられた。

4.海の映像館「アクアシアター」

 「THE深海 ~発見!驚異の深海生物~」好評上映中

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水族館「アクアミュージアム」5階の新展示エリア「未知なる海底谷 深海リウム」の隣には、半球型ドームスクリーンに映し出される720インチの大迫力なデジタルハイビジョン映像とサラウンドによる立体音響が楽しめる海の映像館「アクアシアター」があり、現在「THE深海 ~発見!驚異の深海生物~」を大好評上映中。

深海や深海生物の生態などしんかい6500などで撮影された貴重なハイビジョン映像をふんだんに使用したオリジナルのアドベンチャー・ショートムービーを楽しむことができる。

上映場所 : アクアミュージアム5階 「アクアシアター」
上映時間 : 15分間
料  金 : 500円(水族館入館料とは別料金。お得なセット券もあり。)

シーパラの飼育スペシャリストが厳選した、東京湾のサメの集い

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7月18日(土)より常設展示スタート

『横浜・八景島シーパラダイス』の4つの水族館「アクアリゾーツ」では、東京湾に生息するサメにスポットを当てた「東京湾 サメコレクション」を7月18日(土)より常設展示する。

東京湾は、実はサメの宝庫!
東京湾のサメにスポットを当てた常設展示がシーパラに!
東京湾は実はサメの宝庫で、世界最大のサメ「ジンベエザメ」も回遊してやってくる海。「東京湾 サメコレクション」では、東京湾に「生息するサメ」「回遊してくるサメ」を水族館4施設で、30種類の生体・標本を展示する。

「世界最大のサメ ジンベエザメ」「イワシの群れを襲う シロワニ」「人食いザメ メジロザメ」「変わった頭部をもつサメ アカシュモクザメ」「超レアな深海ザメ ミツクリザメ(標本)」など、シーパラの飼育スペシャリストが厳選したサメの生体・標本を、海のすべてがそろった『横浜・八景島シーパラダイス』の4つの水族館で展示する。

「東京湾 サメコレクション」ポイント

1. 東京湾に生息するサメをシーパラダイスの4つの水族館で楽しめる

2.サメのことをもっともっと知ってほしいという思いから、水槽内のサメの動画を見られるデジタルサイネージの増設や、スタイリッシュなパネルなど、サメに関するインフォメーションを大幅に拡充する。

3.東京湾で捕獲されたサメたちの“あご”骨格を大量ラインナップ。さらに、ふれあいラグーン「サカナリーフ」では、ドチザメやネコザメに触ることができる。

4.シーパラ初登場!!新たに回遊性のサメたちがやってきた。

シーパラの飼育スペシャリストが厳選したサメコレクションの一部を紹介
☆「世界最大のサメ ジンベエザメ」

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シーパラダイスで飼育しているジンベエサメ「七海」は、2010年にやってきた。漁師さんたちの中では、ジンベエザメが現れると魚の群れを連れてくるという迷信があり、豊漁の神様「恵比寿様」の化身として「エビスザメ」と呼ばれているとか。

展示場所:アクアミュージアム1階 「ジンベエホール」

☆シーパラ初登場!「人食いザメ メジロザメ」

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黒潮の暖流にのり、東京湾へも出没。蒸し暑い夏を吹き飛ばしてくれそうな、身も凍る?体験を楽しめるかもしれない。
展示場所:アクアミュージアム3階 「夜の海に潜む魅惑の魚たち」

☆「夜の海に潜む魅惑の魚たち アカシュモクザメ」

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夏休みになると、海水浴場に出没することでお騒がせするサメ。頭部が特徴的な形をしており、餌を探す姿は海底を掃除しているようにも見える。
展示場所:アクアミュージアム3階 「夜の海に潜む魅惑の魚たち」

☆「群れと輝きの魚たち シロワニ」

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相模湾でも捕獲例がある、希少なサメ。東京湾の漁師さんの話では、稀に定置網で捕獲されたこともあるとか・・・。「サメ喰いザメ」と呼ばれ、サメが大好物。シーパラダイスでも15年以上飼育していますが、食べられたサメは数知れず。オス1尾、メス2尾が飼育され、繁殖行動が観られ、近い将来、シーパラ生まれのシロワニが誕生するかも!?

展示場所:アクアミュージアム1階 大水槽「群れと輝きの魚たち」

☆「ネコザメ」
性格はおとなしく、頭部が特に大きなところが特徴のサメ。主食は、ウニやサザエなどの硬い殻に覆われたものが多く、そのために歯の形が硬いものを砕けるような構造になっている。
展示場所:ふれあいラグーン 「サカナリーフ」
     うみファーム「オーシャンラボ」

☆「ドチザメ」
東京湾を代表するサメ。性格は、おとなしく、「サカナリーフ」でサメ肌体験などもできるほど。
展示場所:ふれあいラグーン 「サカナリーフ」
     うみファーム「オーシャンラボ」

☆「カスザメ」
たいらな体が特徴的なサメ。このような形でも列記としたサメの仲間です。砂の中に潜み、近づく獲物を大きな口で丸呑みにしてしまう。
展示場所:アクアミュージアム3階 「砂地の生きもの展示水槽」

☆「ナヌカザメ」
名前の由来は、7日間陸に放置しても生きていられるという意味でとにかく生命力が強いサメ。深海ザメの一種で、200メートル以深にも生息している。

展示場所:アクアミュージアム3階 「ナヌカザメ水槽」

「東京湾 サメコレクション」 概要
場所:アクアミュージアム、うみファーム、ふれあいラグーン、ドルフィン ファンタジー

東京湾に「生息するサメ」、「回遊してくるサメ」を、水族館4施設で展示。30種もの生体・標本展示を楽しめる。大きさや形を比べてみたり、実際に生きたサメを触ったり、サメへの理解が深まること間違いなし。もしかして、サメ博士になれるかも?

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