アメ横焼き

アメ横焼き

 JR上野駅と御徒町駅の間に広がるアメ横は、魚介や乾物類、お菓子、衣服、靴、雑貨、宝飾品、化粧品と様々なものを売るお店が連なる一大商店街。常磐線や高崎線、京成線に地下鉄と、数多くの路線が乗り入れる上野には、関東一円から多くの人が訪れ、週末のみならず、平日でもたくさんの人々でごった返す。そんなアメ横には、カットフルーツなど、歩きながらでも手軽に食べられる物が売っているが、中でもファンが多いのが、この「アメ横焼き」だ。別名「上野焼き」ともいわれるこの「アメ横焼き」。露店で売られているので、いつもいつもあるわけではなく、勿論お店の住所も電話番号もない。ややもすれば「幻の上野グルメ」にもなりかねない食べ物なのだ。

 形は、大きめの今川焼き(大判焼き)。丸くて分厚い。水で溶いた小麦粉に野菜、そして卵が入り、上にはソースとマヨネーズ。こってり、はっきり、くっきり、たっぷりの、がつんとわかりやすい美味しさ。一個食べれば、大満足のおやつ的B級グルメ。その実態は、いわゆる「大阪焼き」とほとんど同じなのだが、「アメ横焼き」と名付けられたものを「アメ横」で食べると、なぜか気分は特別。美味しさは格別。人混みをぶらぶらと歩いた疲れもどこへやら。

 「街角に立って食べるなんて、はしたない」、なんて思わずに、アメ横を訪れたら是非とも試してみてほしい「粉もん」なのです。

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