備瀬のフクギ並木

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優しく通り抜ける風。柔らかな空気。フクギの丸みを帯びたかわいらしい葉が揺れ、光が煌めく。凝り固まっていた身体が内側から静かにほぐれていく。

癒しのふくぎ並木

美ら海水族館のほど近くにある本部町備瀬地区は、約250戸ほどの家が集まる小さな村落。沖縄の昔ながらの雰囲気が漂う静かな美しい場所で、舗装されていない綺麗な砂の道がのび、家々を守るようにフクギの並木が続いている。

台風の多いこの地では古くからフクギの木が防風林として用いられてきたという。並べて植えると緑色の壁のようになるフクギは、暴風雨から家々を守り、人々を守ってきた。備瀬にあるフクギのもっとも古いものは樹齢300年を越えるとか。雨や風にも負けず、文句の一つも言わずにじっと耐えてきた木々だからこそ、静かな優しさと大いなる包容力があるのかもしれない。

繰り返しの日常に疲れたら、この美しい場所へふらりと出かけてみてはいかがだろう。風や空気や光や音が、そしてフクギの存在そのものが、優しく迎えてくれるはずだから。

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Memo

集落内は、人々の日常生活が営まれている場所なので、十分な節度と配慮をもって訪れましょう。

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