さいたま市立博物館 第38回特別展「健康長寿への心得―江戸時代の養生と介護―」

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「飲食養生鑑」

ただ今、埼玉県さいたま市大宮区にあるさいたま市立博物館にて、第38回特別展「健康長寿への心得―江戸時代の養生と介護―」が開催中。2014年11月24日(月曜日)まで。

18世紀、江戸時代中頃には、農業生産力や商業システムの発展による全国的な生活水準の向上を受け、庶民の医療環境も大きく改善、長寿の可能性が増した。人々の、健康と長寿への関心が高まる中、福岡藩の儒学者・貝原益軒によって書かれた「養生訓」を始めとした、健康な生活の暮し方についての解説書「養生書」が数多く出版された。これらの養生書には、体や心の養生法が事例を並べて述べられており、現在読み返しても共感の持てる言葉が数多く綴られている。

また、江戸時代にあっては高齢者等の介護の場は「家」であり、子として親を養う責任から「養老」の実践が強調され、孝行者には褒賞が与えられた。今展では、「養生と養生書」「体の養生・心の養生」「食と養生」「くすりと養生」「介護と褒賞」「高野家書籍にみる養生書・医学書」の6つをテーマに、江戸時代の養生と介護の様子を通して当時の人々が向き合った「健康」と「長寿」について考え、現在に通ずる知恵や工夫の事例を紹介する。

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『養生一言草』大飲大食図

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